突然ですが、オーグマーの重量やメーカー、使われているCPUについて答えられますか?
また、オーグマーどういう仕組みで動いていると思いますか?
映画を見ただけでは、なかなか分からない情報だと思います。
今回は、映画を見ただけではわからない細かい設定も含めてオーグマーについて解説します。
また、オーグマーは実現できるのかについても考察していきたいと思います。
オーグマーとは?
オーグマーは、「劇場版ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-」で登場するAR型情報端末です。
ヘッドホンのような外見をしたウェアラブル・マルチデバイスで、視覚・聴覚・触覚に情報を送り込み、現実世界にアイコンや情報を投影します。
オーグマーの写真(公式動画より引用)
そして、以下がオーグマーの詳細情報になります。
メーカー | カムラ |
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重量 | 245g |
外形寸法(mm) | 幅210.0×奥行250.0×高65.0 |
バッテリー | マグネシウムイオンバッテリー、容量18500mAh、ワイヤレス給電サポート |
CPU | MoS2 半導体CPU、最大クロック2.2GHz、16コ |
BMIユニット | 非公開 |
発売時期 | 2026年4月 |
スマートフォンを拡張した機能で、よりカジュアルに使うことができるそうです。
その証拠に、作中ではリズベットが以下のように言っています
どこでもテレビは見られるし、スマホよりナビは使いやすいし、天気予報は助かるし
オーグマーの周辺機器には、タッチペンがあります。
OS(オーディナルスケール)というゲームで使用し、剣や銃などの武器に変化します。
敵から攻撃を受けると振動する機能も備えている設定だそうです。
オーグマーの仕組みとは?
オーグマーの仕組みは、映画の終盤のユウナとキリトのやり取りで説明されています。
今、オーグマーのフルダイブ機能をアンロックするから座って。
オーグマーにフルダイブ機能が?
オーグマーはナーブギアの機能限定版でしかないもの
このやりとりからわかるように、オーグマーはナーヴギアの仕組みがもとになっているのです。
ナーヴギアの仕組みは、以下の記事で解説しています。
オーグマーの仕組みについてはあまり説明がないのですが、視覚に関する仕組みについては、以下のように説明されています。
電磁波による視覚情報入力に加えて、先端のカメラが視線を検知し、現実空間に仮想アイコンなどを表示させている。
劇場版ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-完全生産限定版Blu-ray Discの特性ブックレットより引用
オーグマーは実現できる?
オーグマーの仕組みで紹介したように、オーグマーはナーブギアの機能限定版です。
そのため、ナーヴギアの実現がオーグマー実現のカギになります。
ナーヴギアの実現可能性については、以下の記事で紹介しています。
個人的には、ナーヴギアのようなフルダイブ技術を使わなくても、近いものは実現できるのではないかなあと思います。
しかし、その場合は、触覚をどう再現するが肝になります。
全身に対する触覚は厳しいと思いますが、オーディナルスケールで使用するタッチペンのように、何かコントローラー的なものを持たせて振動を与えることは可能だと思います。
私個人の結論としては、オーグマーがナーブギアの機能限定版である以上、ナーブギアと同様に実現には100年近くはかかると思います。
以下の記事では、筑波大学助教の落合陽一さんがオーグマーの実現性について話しています。
まとめ
- オーグマーはヘッドホンのような外見をしたウェアラブル・マルチデバイスで、AR技術で現実世界にアイコンや情報を投影する
- オーグマーはナーブギアの機能限定版で、ナーブギアの仕組みが基になっている
- オーグマーがナーブギアの機能限定版である以上、ナーブギアと同様に実現には100年近くはかかるのではないかと思う