農学部生命科学科ってどんなとこ?生命科学科の卒業生が解説します

人生

こんにちは、フルルです。

農学部の生命科学科って何を学ぶところだと思いますか?

農学部だから農業のこと?
でも、生命科学って何?

大学の学部名や学科名から何を学べるところなのか、いまいちピントこないことってありますよね。

まあ、大学のホームページを見れば書いてあるのですが・・・

今回は、私が卒業したM大学の農学部生命科学科では、何を学んでいたのかをホームページでは見れない実情を含めて紹介していきます。

※すべての大学の農学部生命科学科に当てはまるわけではないので、ご了承ください。
参考程度に見ていただけると幸いです。

 

農学部の生命科学科って何?

農学部と名前がついているから農業のことを学ぶの?
そう思われたかたもいたのではないでしょうか。

実際は、ライフサイエンス、いわゆる生物の生命現象を分子レベルで学びます。

つまり、動物、植物、微生物の体の中でどのようなことが起こっているのかを、
遺伝子やDNA、タンパク質などの目には見えない小さなものに着目して学習するということです。

そして、学んだことを農業や環境問題、医療などに生かしていくことを農学部の生命科学科では目標にしています。(少なくとも僕はそう感じました。)

農業というよりは、バイオテクノロジーや医療に近いイメージですね。

 

どんなことを学ぶ?各学年ごとに紹介

農学部の生命科学科で、具体的に何を学ぶのかを、各学年ごとに紹介していきます。
また、実際に大学生がどんな授業の取り方をしているのかといった、学生目線からも見ていきたいと思います。

基礎を学ぶ大学1年生

大学1年生では、DNAからタンパク質ができる流れ、細胞の構造など、生命科学の基礎となる部分を重点的に学ぶ印象がありました。

また、動物、植物、微生物の分野をまんべんなく学びます。

実験もありますが、講義が中心です。

だいたいの授業の1回~3回目ぐらいは高校の復習です。しかし、高校の復習だからと言って油断していると、4回目以降からは大学の内容に入ってくるため置いていかれます。

また、大学のテストでは、単語で答えるではなく、文章で説明する問題が高校の頃より多くなりました。これは、高の頃とは大きな違いですね。

生命科学とは関係ありませんが、大学1年生の時は第二言語が必修科目でした。
ちなみに私は、ドイツ語を選択しました。

少し専門性が増す大学2年生

大学2年生になると、大学1年生に比べ、少し専門性が増します。

大学1年生と同じく、実験もありますが、講義が中心です。

そして後期になると、動物、植物、微生物のどの分野を専門的に学びたいのかによって、とる授業が少し変わってきます。

私の通っていた大学では、2年生の後期から研究室配属先が決まります。

研究と講義の2本柱の大学3年生

大学3年生になると、研究室での活動が始まります。

また、大学2年生の時に比べると、かなり専門性が増します。
そして、自分の進む分野によって、受講する科目が変わっていきます。

例えば、植物の分野を専攻していたため、植物に関する講義が多くなりました。
もちろん、植物専攻だからと言って、動物や微生物に関する講義も受講できます。

私の通っていた大学では、約8割ぐらいの人が、大学3年生で卒業に必要な単位を取得します。

講義はなし?ほぼ実験漬けの大学4年生

多くの人が、大学3年生で卒業に必要な単位を取得しますので、4年生で講義を受ける人は少ないです。

大学院に行かない人は、就職活動と卒論に向けての研究がメインになります。
大学院へ行く人は、卒論に向けての研究と大学院での講義を先行して受けることになります。

私の通っている大学では、卒論は必修ではなく、大学3年時でで卒業に必要な単位が取れてしまうので、研究室をやめて行く人が意外と多いです。

やめるなら最初から入らなければいいのにと思いますが、就活のネタとして研究室の内容を使ったり、研究室のルールが厳しかったからなど理由は様々です。

私自身は、就活が終わった6月以降は、基本的に毎日研究室で、実験をしていました。
研究内容についてあまり詳しい内容は言えませんが、遺伝子組み換えを使って、植物ウイルスの研究をしていました。

 

まとめ

  • 農学部の生命科学科では、動物、植物、微生物の生命現象を、遺伝子やタンパク質などの分子レベルで学ぶ。
  • 大学1年生では、動物、植物、微生物の分野をまんべんなく学び、生命科学の基礎を固める。そして、大学2年生では専門性が増し、さらに大学3年生では専門的な内容を学ぶと同時に研究室での活動が始まる。そして、大学4年生では、本格的に研究を行う。
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