こんにちは、フルルです。
私は、M大学の農学部の生命科学科を卒業していますが、実は1年間だけT大学の理工学部の応用化学科に所属していました。
つまり、仮面浪人をして、M大学に入学したわけです。
仮面浪人時代は、なかなか周囲に相談しづらく、自分の選択が正しかったのかなど、不安なことも多くありました。
仮面浪人はあまりオススメしませんが、仮面浪人したことを後悔はしていません。
仮面浪人をしている人やこれからしようとしている人に参考になればいいなあと思い、今回は自分の仮面浪人時代の話を紹介します。
なぜ仮面浪人を決意したのか
- なぜ、あの時非効率な勉強をしていたんだろう。
- もっと時間があれば受かってたかもしれない。
- 浪人しておけばよかった。
入学してからも、そんな後悔がいつも頭をよぎりました。
大学といったら、サークルやアルバイト、飲み会など楽しいことが盛りだくさんですが、
そんなことにも興味が持てす、何もやる気が出ませんでした。
受験のことを思い出すと、自分への情けなさと後悔で、泣きたくなる毎日。
そして、大学に入学して2か月がたった6月ごろ、私は決意したのです。
今からでも遅くない。やれるとこまでやってみよう!
こうして、私の仮面浪人が始まります。
勉強に打ち込んだ高校時代と失敗した受験
なぜ私がここまで、受験にこだわっていたかと言うと、高校時代に一番頑張ったのが勉強だからです。
今振り返ってみると、高校時代の私はクソ真面目でした。
高校時代は部活に入っていたので、帰宅するのは夜7時ころ。
部活で疲れているときも、授業の予習と復習を欠かさず行い、自慢にはなりますがテストでは常に学年のTOP3に入っていました。
高校時代は青春を捨て、勉強に打ち込んでいたのです。
それなりに成績が良かったので、私立校の場合は指定校推薦が取れたのですが、
国立大学を志望していたことや自分の実力を試したいという思いから、指定校推薦の道は選びませんでした。
そして、高校2年の秋からは本格的に塾に通い、周りの人よりも受験勉強に早く着手していたこともあって、成績はどんどん上がっていきました。
しかし、3年の夏ごろに入るとスランプに入ります。
このころになると、ほとんどの人が部活を引退し、本格的に受験勉強するため、どんどん抜かされていきました。
そして、スランプからは抜け出せず、センター試験ではいまいち結果を残せず。
第一志望の国立大学のボーダーにも満たなかったので、余儀なく志望校を変更することになりました。
また、私立高校の受験では、10校ほど受けましたが、受かったのは滑り止めの2校のみ。
受験を終えて、結局才能なんだと痛感し、浪人をする気にもなれず、T大学に入学することを決めたのです。
仮面浪人時代の俺
やっていたことは、とにかく勉強ですが、時系列ごとに紹介します。
6月・7月
仮面浪人を決意し、とりあえず参考書を買って、問題を解き始めました。
志望校は、普通の浪人生に比べて勉強時間が確保できないことを考慮し、私立一本でいくことを決めました。
そのため、勉強する科目は、数学、英語、化学、生物の4科目。
大学の勉強もさぼりたくなかったので、定期テストもそれなりに頑張りました、
8月・9月(夏休み)
本格的に勉強を始めました。
朝は6時に起きて、7時から夜の9時くらいまで勉強をしていました。
学食で一人さみしく昼食をとっているときに、外で楽しそうに流しそうめんをしていたサークルの人達を見て、「自分は何をやっているんだろう」と涙が出ました( ;∀;)
ただ、毎日勉強漬けではありましたが、とても充実していました。
唯一の楽しみとしていたのがアニメを見ることで、一番面白かったのは「ソードアート・オンライン」の二期でした。
10月~1月
大学の授業が終わったら、図書館の閉館時間まで受験勉強するという日々を送っていました。
11月以降からは、過去門演習が中心になりました。
2月
いよいよ受験本番。
受験する大学はW大学とM大学の2校に絞り、数学、英語、化学、生物の4科目で受けられる学科はほぼ受けました。
理工学部応用化学科、農学部生命科学科、教育学部教育学科、基幹理工学部で、試験を受けたのは、全部で5回です。
結果は
M大学の農学部生命科学科のみしか受かりませんでした。
仮面浪人を終えて
残念ながら、一番行きたいところには受かりませんでした。
しかし、M大学も行きたかったところではあるので、T大学を辞めて、M大学に行くことを決めました。
仮面浪人を積極的に勧めようとは思いませんが、仮面浪人したことを後悔はしていません。
それは、仮面浪人で学んだことが多くあったからです。
まず、浪人生と違って、少ない勉強時間をどのように有効活用するのかを考えること。
これは、仕事で時間がない中、副業の時間をどうするか、という今に生かされています。
そして何より、自分で決めたことをやりきれたことが、達成感と自信につながりました。
あの時仮面浪人を決意して良かった、と今では思っています。