ポケモン遺伝子と聞いて、真っ先に思いつくのは、かの有名なポケットモンスターではないでしょうか。
実はこのポケモン遺伝子、現在では名前が変わってしまっているのです。
ポケットモンスターとは関係があるのか?
なぜ名前が変わってしまったのか?
そんな疑問に答えるべく、今では幻となってしまったポケモン遺伝子について解説します。
POK赤血球・骨髄球形成因子遺伝子、縮めてポケモン遺伝子?
ポケットモンスター、これを縮めると・・・
そう、皆さんご存じのポケモンですね。
では、POK赤血球・骨髄球形成因子遺伝子、これを縮めると・・・
実は、以前まではポケモン遺伝子と呼ばれていました。
POK赤血球・骨髄球形成因子を英語で表記すると、POK erythroid myeloid ontogenic factorと書き、この頭文字をとってPokemon遺伝子というわけです。
なので、ポケットモンスターのポケモンとは特に関係はなさそうですね。
ポケモン遺伝子の働き
ポケモン遺伝子の正式名称は、POK赤血球・骨髄球形成因子遺伝子。
名前を見るからに、赤血球や骨髄球の形成に関わりそうですね。
実際にその通りで、受精卵において赤血球や骨髄球を作るのに必要不可欠な遺伝子なのです。
しかし、厄介なことに、大人になるとほかのガン遺伝子と協力して、細胞をガン化させてしまうのです。
そして、この働きが、実はポケモン遺伝子が幻となってしまった理由に関係があるのだとか・・・
なぜ幻となってしまったのか?
ポケモン遺伝子は、現在ではZbtb7という名前に変更されています。
それは、一体なぜなのでしょうか?
実は、ある会社からクレームを受けてしまったのです。
その会社はなんと、株式会社ポケモンの米国法人であるPokemon USA。
「ガンを引き起こす遺伝子と同じ名前ではイメージダウンにつながるから、引き下げろ。さもなくば、法的手段をとるぞ。」
このような警告をうけて、ポケモン遺伝子は、Zbtb7という名前に変更することになったのです。
まとめ
- ポケモン遺伝子の名前の由来は、POK赤血球・骨髄球形成因子の英語表記の頭文字をとったもの。
- ポケモン遺伝子は、受精卵においては赤血球や骨髄球を作るのに必要不可欠だが、成長後には細胞をガン化させる働きがある。
- アメリカの株式会社ポケモンからクレームを受けて、現在ではZbtb7という名前に変更されている