ゲノムの説明を読んでいて、わかりにくいと思ったことはありませんか?
私はよくあります。
多くの参考書やネットの解説で、「すべての遺伝情報」などと説明されていましたが、正直よくわかりませんでした。
また、文章で長々と書かかれているものの、結局何が言いたいのかがわからない。
皆さんにもそんな経験が、あるのではないでしょうか。
今回は、理解に必要のない箇所を省いて、ゲノムを 簡単にわかりやすく解説します。
ゲノムとは? 簡単にわかりやすく
ゲノムとは、ある生物を形作るために必要な情報をまとめたものです。
「DNAはその生物を形作る情報がつまったもの」って学んだけど、
DNAとゲノムは何が違うの?
DNAは、ある生物を形作るために必要な情報が保存されている物質じゃ。
じゃがDNAというのはわかれていて、生物を形作るために必要な情報を集めたDNAがゲノムになるんじゃ。
例えば、本はいっぱいの紙が集まってできているじゃろう。この紙に当たるのがDNA、本に当たるのがゲノムなのじゃ。
ゲノムをもっと詳しく
ゲノムは、ある生物を形作るために必要な情報をまとめたものと説明しましたが、この「必要」という部分が肝になります。
例えばヒトの場合、23本の染色体(DNA)を2セット持ちます。
2セットというのは、父親由来と母親由来がそれぞれ1セットずつ集まったものです。
正しくはないのですが、極端な話をしてしまうと、どちらか1セットだけあれば生物としては問題ないのです。
つまり、最低限でもどちらか1セットの染色体が必要なのです。
この1セットの染色体(DNA)がゲノムです。
染色体を2セット持つ生物のことを2倍体と言うんじゃ。
3セット持つ生物は3倍体じゃ。
ゲノムのサイズは、塩基の数を使って表現します。
例えばヒトのゲノムサイズは30億b(ベース(塩基))になります。
30億っていうくらいだから、多いのはわかるんだけど、どれくらい多いのかよくわからないな。
例えば、塩基を1個を1文字とすると、30億文字あることになるじゃろう。
1ページあたりの文字数が1000文字、総ページ300の本で書き表すと、1万冊が必要になるんじゃ。
誰かに話したくなるゲノム雑学
以下のサイトで見れるぞ。
まとめ
- ゲノムとは、ある生物を形作るために必要な情報をまとめたもので、染色体1セットのこと
- ゲノムのサイズは、塩基数で表現する